こんにちは、今回はVesiriのRaspberry Pi 5 8GBのスターターキットを購入してみましたので、簡単にWindowsからアクセスできるNASを作ってみたいと思います。
今回購入したRaspberry Pi 5のキットについて
今回購入したスターターキットについて紹介します。今回は、『Vesiri』という会社のRaspberry Pi 5 8GB スターターキットを購入しました。

こちらのメーカーのRaspberry Pi 5 16GBモデルのスターターキットを以前購入しレビューしていますので、良ければこちらもご覧ください。(若干内容物が違います。)
いざ開封
では、ぱぱっと開封していきます。内容物は以下の通りです。
・Raspberry Pi 5 8GBモデル本体
・Raspberry Pi 5 取扱説明書
・microHDMI to HDMIケーブル × 2本
・microSDカード to USB変換アダプタ
・64GBのmicroSDカード
・本体ケース
・5V/5A電源アダプター
・アクティブクーラー
・ネジとドライバー



以前購入した16GBモデルには、microSDカードやmicroHDMIケーブルなどが付属していなかったため、こちらの8GBモデルは完全に揃っていて他に買いそろえるものはありません。
組み立て後の写真はこんな感じです。


microSDカードには、なにも入っていないのでRaspberry Pi ImagerでOSをインストールします。今回は、Ubuntu 25.04をインストールしました。

NASのストレージ
今回は、Raspberry PiをNASにするにあたって手軽に済ましたかったのでUSBメモリをストレージ代わりにしたいと思います。(実際に運用する場合は、HDDがいいです。)
速度がある程度出そうなUSBメモリを調達しました。

まず、Ubuntu側にUSBをマウントするところから始めます。以下のコマンドで、パーティション情報を表示できます。今回指しているUSBは、/dev/sda1というデバイス名らしいです。
$ sudo fdisk -l

パーティション情報を書き換えていきましょう。
$ sudo fdisk /dev/sda
「p」で情報を表示します。

「d」でパーティション情報を削除します。

「n」でパーティションを再作成します。

「w」で保存します。

ext4でフォーマットします。
$ sudo mkfs.ext4 /dev/sda1

最後に、マウントします。
$ sudo mkdir /mnt/nas
$ sudo mount /dev/sda1 /mnt/nas
自動マウントするために、デバイスのUUIDを取得します。
$ sudo blkid /dev/sda1
fstabをコピーしておき、UUIDを追加します。
$ sudo cp /etc/fstab /etc/fstab.default
$ sudo vim /etc/fstab
UUID=20****-***-***-****-******** /mnt/nas ext4 defaults,nofail 0 0
これで、マウントはOKです。
Sambaをインストール
NASのメインである、Sambaをインストールします。
$ sudo apt install -y samba
同じく設定ファイルをコピーしておきます。
$ cd /etc/samba/
$ sudo cp -a smb.conf smb.conf.default
設定ファイルを開いて、以下を追加します。
[storage]
comment = "nas"
path = /mnt/nas
guest ok = no
writable = yes
force user = pi
Samba用のユーザーとパスワードを設定します。
$ sudo pdbedit -a pi
Windowsから接続してみる
では、早速WindowsからRaspberry PiのNASにつなげてみます。WindowsのエクスプローラーのアドレスバーにRaspberry PiのIPアドレスを入力します。
しっかりと、見えました。

ただ、接続しようとしたら権限の変更を忘れていました。chownでpiユーザーに権限を変更します。
$ sudo chown pi:pi /mnt/nas
これでしっかりNASとして動作するようになりました!

最後に
今回は、VesiriのRaspberry Pi 5 8GB スターターキットを紹介しました。ぜひ一家に一台いかがですか?

最後までお読みいただきありがとうございました。
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